第02章 僕の名は。

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「ありがとうございます。ララバイさん」 「この街じゃ『さん付け』はいらない。 よそ者とすぐにばれるぞ。ばれたら足元を見られる」 「あ、、、気を付けます。僕の名前はー」 ララバイは突然手を振りかざし、僕の言葉を遮るように制した。 「この街で本当の名前を口にしてはいけない」 「え?」 「奴らに掌握(・・)されてしまうからだ。 掌握されたら、一生この街の奴隷になる。 そうなると流石に俺でも救うことはできない」
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