第4話 飛倶ス・実戦

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第4話 飛倶ス・実戦

伊賀の里にある体育館に隣接する休憩コーナーにて。 2人は自販機で買った緑茶を飲みながら話し合っていた。 ハヤト「ソウマに起こる重力変化は(助けなきゃ) と思った時に発動するんじゃないかな?」 ソウマ「そうか。精神集中しても起きないのはそこか!」 ハヤト「まあ・・僕のかってな想像だけどね」 ハヤト「でも警護の任務中には使える力かも知れないね」 ソウマ「都合よく発現してくれればだけどな・・・」 しばし沈黙の時があった。 ハヤト「それと、大切なのはこの力をコントロールできる事だね」 ソウマ「それが問題だ。どうしたら出来るのかな?」 ハヤト「さっき見せてくれた(しるしのかけら)だっけ」 ハヤト「あれは能力の発現と何か関係しているのかな?」 ソウマ「さあな。あれが機能したのはおんべ島での負傷が癒えた時に」 ソウマ「一度だけ、振動して神の声が聞こえた事だけだからなあ」 ソウマ「まあそれだけでも十分不思議な事なんだが」 ハヤト「(しるしのかけら)ってどこか別の世界とこの世界を結ぶものかも知れないね」 ハヤト「それで重力を左右する粒子を出し入れしているとか・・・」 ハヤト「これじゃー完全にSFだね」     
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