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ハヤト「つまりソウマが飛んでいる時、ソウマ自身は世界より150~300倍の速さで時間が進んでいた」
ハヤト「だからその時、まわりはほとんど止まっているようなものだね」
ソウマ「だから間に合ったのか!」
ソウマはハヤトの考察を聞いて驚いたが、何となく納得した。
ハヤト「もし、本当に重力を変化させることができるとしたら完全に制御できないとね」
ソウマ「でも制御ってなにか装置がある訳でもないからな」
ハヤト「以前、おんべ島で女子高生とテレパシーで会話できたソウマの事だから」
ハヤト「何とかなるんじゃないの?」
ソウマ「あれは相手があっての事だから」
ハヤト「脅すつもりはないけど、本当に自分にかかる重力を変更できるとして」
ハヤト「重力を軽くしたり重量0にしてジャンプしたら宇宙空間まで飛んで行ってしまうかも」
ハヤト「それに、時間を進めてばかりだと自分だけ早く歳を取ってしまう事になるから」
ハヤト「重力を自分の意思で調整できないとまずい事になると思うよ」
ハヤト「そうだ!伊賀の体育館で実験してみようよ」
ハヤト「屋根があれば取りあえず安心だし、伊賀の関係者しか来ない場所だしね」
ソウマ「そうだな。朝飯食ったら行くか」
ハヤト「うん!」
2人はこの奇妙な現象の再現を試みようとしていた。
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