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雄飛から離れて私は、リビングのドアを開けて
「あおちゃん、このちゃん、パパが帰ってきましたよー」
と2人に声をかけた。
私に続いて雄飛がリビングに入ってきた。
顔を見るなり心葉が凄いスピードでハイハイで雄飛の元に近寄って来る。
それを見た碧葉も心葉の後を追う様にハイハイでやってくる。
雄飛の足を、というか、スラックスを掴んでつかまり立ちをしたら雄飛の顔を見上げた。
天使のようなとは、こんな顔のことを言うのかしら。
「ただいま〜!碧葉〜!心葉〜!会いたかったぞ〜!今日もいい子にしてたか〜?かっわいいなぁ〜」
目尻がデレっと下がって口元も八重歯を惜しみなく見せてもぅデレッデレだ。
会社の仲間がこんな顔見たら驚く。
絶対に驚く。
2人のこの顔が堪らなく可愛くて、帰宅してからの1番の楽しみだと毎日同じ事を言う。
「おー、待っててくれたのか?
もう、なに?この可愛い顔!
よし、おいで抱っこか?」
碧葉と心葉を抱き上げチューっとほっぺに吸い付くと
2人からペシペシと顔を叩かれて碧葉と心葉はキャッキャと笑う。
毎日同じ事。
だけどそれがとても幸せだとつくづく思う。
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