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日本で誰も読んだことの無い作品を書こうと思います。
自分の半生を書き綴るだけという、まったくもって
芸の無い話なのですが、ちょっと変わった人生なのです。
厳密に言えばエッセイなのだろうけど、まるでフィクション
みたいな内容です。
「嘘だー!」と思う箇所が所々出て来るでしょうが、
フィクションだと思って貰っても別に構いません。
僕にも細かい仕組みはよく判っていないし。
この作品を簡単に紹介するとしたら、
「神レベルの才能をもらって生まれたけど、ほとんど
使わなかったヤル気ゼロなダメ人間の日常」
ですかね。
さて、どこからお話しましょうかね。
今から20年以上前、新入社員だった頃の話からに
しましょう。
夜の新宿で手相を占ってもらったことがあります。
30代半ばくらいの女性占い師は僕の手相を見るなり
「貴方は慧眼の持ち主です。将来はクリエイターとして
大成功しますよ」
って言うから
「ほえ?僕はただの会社員ですけど?慧眼って何?
クリエイターなんてなる予定全然無いよ???」
サッパリ意味が判らんかった。
別の日に上野でもう一度占ってもらったのですが、
色んな事をズバズバ当てて行く凄腕のお爺さんでした。
その人から言われたのが
「20代カツカツ、30代トントン、40代ウハウハ」
これが僕の金運なんだそうで。
「キミは将来クリエイターになるね」
ここでも言われて「うーむ。。。」となりました。
慧眼を辞書で調べたら「物事の本質を瞬時に見抜く才能」
らしい。当時仕事でポカミスも多かったので、
「慧眼なんて才能持ってないでしょ」
と忘れ去ったのでした。
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