第7章 陽だまりの天使たち

12/39
220人が本棚に入れています
本棚に追加
/298ページ
鞘から抜いた切先(きっさき)が要の眉間に突きつけられる。 「泣いて喜ぶであろうな」 嘲笑する暁華を動じることなく睨みあげ、要は口を開く。 「…彼女は捕まらん」 「余裕だな。守りを残したつもりか?」 暁華が声を上げて笑った。 「あれ(・・)が守ると思うのか?」
/298ページ

最初のコメントを投稿しよう!