第7章 陽だまりの天使たち
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鞘から抜いた
切先
(
きっさき
)
が要の眉間に突きつけられる。 「泣いて喜ぶであろうな」 嘲笑する暁華を動じることなく睨みあげ、要は口を開く。 「…彼女は捕まらん」 「余裕だな。守りを残したつもりか?」 暁華が声を上げて笑った。 「
あれ
(
・・
)
が守ると思うのか?」
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