913人が本棚に入れています
本棚に追加
「私も最初に、木下さんがジムに入会してきた時から気になってました。
でも、ライバルが多くて、まさか、木下さんが私を選んでくれたなんて信じられない」
少し酔っているせいか、思った事が滑らかに口から出る。
「俺こそ、最初からあゆみさんの事が気になってました。 なかなかチャンスがなくて話しかけれませんでしたが……
もう一杯飲みませんか?」
木下さんは私のグラスが空になっているのに気づいて、私が頷くとすぐに中井さんに頼んでくれた。
二杯目はミモザというシャンパンとオレンジジュースのカクテル。
オレンジジュースのすっきりとした口当たりが飲みやすくて、つい飲むペースが早くなってしまう。
最初のコメントを投稿しよう!