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こんなところを見られて、木下さん引いたかな?
飲みすぎなければ良かった。
「あゆみちゃん……あゆみちゃん?」
木下さんの声がだんだん遠くなり、木下さんにもたれかかった。
もっと用心していたら、これから起こる不幸を避けれただろうか?
多分無理だっただろう、木下さんは長い年月をかけて用意周到に計画を立てたのだから。
気持ち悪さに目をあけると、木下さんが心配そうな顔で私を見ている。
「あゆみちゃん、大丈夫?
危なかったから、俺の家に運んだよ」
木下さんの家?
私いつの間に……思い出そうとすると、頭がズキズキと痛む。
気持ち悪い。
吐き気が込み上げてきて、手で口を押さえた。
このままじゃ吐いちゃう。
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