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「トイレを……貸して……ください」
必死で木下さんに伝えると、木下さんがトイレまで肩を貸してくれた。
出すものを全て出した後、トイレのドアをあけると木下さんが心配そうな顔をしながらグラスを持って立っている。
木下さんにこんな姿を見られるなんて……どうしたらいいかわからなくて突っ立っていると、木下さんがゆっくり水を飲ませてくれた。
「あゆみちゃん、お酒弱かったんだね。
飲ませすぎてごめんね。
さあ、俺のベッドで休んで」
木下さんに支えられながら移動してベッドに横になると、急激な眠気に襲われそのまま意識を手放してしまった。
ーーー
私の身体何がが這い回っている……何? 目を開こうとしても瞼が重くて開かない。
これは夢?
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