疑惑

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水島さんが警察に電話をして10分程で、パトカーのサイレンが聞こえてきた。 私たち3人は動く事も出来ず、真紀の遺体を見ながら座り込んでいた。 ピンポン、ピンポン 真紀の部屋のインターホンが鳴る。 水島さんが立ち上がって玄関に向かい、刑事さんと話しながらお風呂場にやってきた。 「また、あんたか!」 聞き慣れた声に思わず顔を上げると、あの刑事さんが私をジロリと見ている。 「真紀は私の友達です」 「また友達が死んだのか、これで3人目。 話は警察署でゆっくり聞かせてもらうよ。 まずは遺体を運ばないと」 刑事さんはそう言うと、玄関に待機していた救急隊員に声をかけ、救急隊員たちが真紀を救急車に運ぶのを見ていた。
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