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暗い気持ちでパトカーに乗り込むと、真紀のマンションの近所の人達が私を指差しながらコソコソと話をしているのが聞こえてくる。
「みんな、山口さんを疑ってるね。
そろそろ本当の事を話してよ。
木下さんを好きになった友達にヤキモチを焼いて、友達を殺した？ それとも自殺するように追い込んだ？
そうじゃないと、真紀さんが死んでるのがわかるわけないよね？
真紀さんには他にも友達がいるはずなのに、誰も連絡が取れない真紀さんの心配をして訪ねてきていない。 あゆみさんだけが真紀さんが死んでいる事を知っていた」
「私は真紀を殺してない……自殺する様に追い詰めてもない……」
「真紀さんが失恋をした相手は木下さん？
木下さんは真紀さんを利用しただけかな？
あれだけのイケメンなら、女の子はほいほいついて来るから君は心配だよね？」
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