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「瑠璃が……私は逆らえなかったから……私じゃない」
木下さんの視線に耐えられなくなって口走った。
「そうさ、俺を虐めるように言ったのは瑠璃、積極的に虐めたのは真紀と佳奈、美紗都は虐められている俺を気持ち悪そうな目で見ていただけ。
あゆみは瑠璃達に逆らえず言われた通りにしてただけ」
「そうよ。 私は瑠璃に言われたから仕方なく……虐めるつもりなんてなかった」
木下さんは私の事情をわかってくれるよね?
「そう、あゆみは仕方なく俺を虐めた。
だから、次は仕方なく瑠璃達に復讐をする手伝いをしてもらう。
俺に命令されて仕方なく瑠璃達を裏切る、あゆみにはぴったりだろ?」
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