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「そんな……」
友達を裏切るような真似をしたくない。 だけど断れば私が殺される。
私は殺されるような事はしていない!
瑠璃たちとは今でも2ヶ月に1度は会っている。
ランチや飲み会で、恋話をしたり愚痴を言い合ったりしているのだ。
瑠璃は今も女王様気質でわがままだけど、転校したばかりで不安でいっぱいだった私に最初に声をかけてグループに誘ってくれたのは瑠璃だ。
瑠璃のグループに入れてもらえたおかけで、荒れていた学年だったけど虐められずにすんだ。
真紀と佳奈、そして美紗都も殺される程悪い人間だとは思えない。
「じゃ、あいつらの代わりにお前が死ぬ?」
木下さんは冷たい表情で私を見ている。
「嫌です」
今度ははっきりと言った。
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