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「よし。 服を返してやる。
今から必要な物をあゆみのマンションまで取りに行こう、その後は買い物だ」
「はい」
逆らわずに頷いた。
木下さんは部屋を出て私の服を持ってきた。
身体を隠しながら着替えようとすると、木下さんが自分の方を向くように命令する。
恥ずかしくてたまらないのに逆らえない。
木下さんの方を向いて服を着ている間、木下さんは舐めるように私を見ている。
「もっとセクシーな下着を身につけるべきだな。 買ってやろう」
「……ありがとう……ございます」
セクシーな下着なんていらない。 だけど、心とは裏腹な言葉が口から出た。
私は木下さんに支配されている。 自分の意思はなくただの人形。
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