アノ日カラ。

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「優香。誕生日おめでとう!」 「おめでとう。今日で優香も6歳になるのね。欲しがってたぬいぐるみよ」 「やったぁ!ぱぱ!まま!大好き!」 ソレガ、君トノ出会イ。 「あなたの名前はデルフィーね!」 「えへへ!デルフィー大好き!」 「おやすみなさい。デルフィー。」 君ノ笑顔ガ好キダッタ。 ヌイグルミデモ、愛シテクレタ。 ダカラ僕モ君ヲ愛シタ。 「優香、ゲームばっかしてないで勉強しなさい」 「えー。あとでやるー」 イツカラダロウ。君ハ成長シテタ。 ソシテ僕ハ片想イシテイタ。 ソレデモ君ヲ愛シテイタ。 「いってきます。」 「いってらっしゃい。忘れ物はない?」 「もー!中学生になったんだから大丈夫!」 今日モ君ヲ待ツ。 …早ク帰ラナイカナ …マダ待ツヨ 「ぐすっ…んっ…」 …オ母サンドウシタノカナ? 「おい!優香が事故に合ったって本当か?」 「あなた!おかえりなさい…裕太くんから連絡があったの。 どうやら…車にはねられたらしくて…病院いくわよ」 ナンダロウ…嫌ナ感ジガスル デモキミヲマツカラ…… 会イタイナ モウイチドアイシテ… 「このぬいぐるみ…優香が6歳の時にあげたものだったわね、懐かしいわ」 「仏壇に飾っておくか」 …コナイナ。
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