第1章《恐怖サークル》

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ケータイの時計を見ると11時58分になっていた うん、予定通りね 確か…部屋の電気とかつけずに 真っ暗なところでやるのよね…ロウソクを4本つけてね 部屋は暗いけど、目は慣れたから暗い所も良く見える ロウソクを持ってきてライターで火をつけ 水を一杯まではった桶の回りに設置する うん…雰囲気出てきてんじゃん! 時計は11時59分をさしてる…そろそろかな! アタシは水桶の中を覗いた ロウソクに照らされたアタシの顔がうつってて しばらく覗いてるとアタシの顔が歪んで 水が真っ黒になっちゃった!うわ… 水桶のそこにぼんやりと光みたいなのが見える! もう少し良く見たいなあ… 水桶に顔を近づけたとき、底の方から 指先がとがった手が伸びてきて アタシの顔を両側から挟んできた! 白と黒の手袋…? クチナシアヤメ 梔子 菖蒲 「い、いやだっ…止めてっ!」 アタシは精一杯、抵抗したけど 水桶の中に引きずり込まれたっ! 水の中を進み、光が眩しくなってきて アタシは目をギュッと閉じる 目を開くと、沢山のワラが 目にはいってきてアタシは再び目を強く閉じた! ボフッ!スルスルスル… ワラと一緒に地面に滑り落ちるっ
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