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あ〰〰っ…もうっめちゃめちゃ可愛いっ!!
重ねた唇を離して見つめたら女の子らしい顔をした晶さんに心がざわめく。
本気でヤバイ
思いきり恋しちゃってんじゃん俺……
「可愛くてムカつくの?…」
「うん…」
「あはっ、変なのっ」
そう言って笑う晶さんをうっとりと眺めてまた口を重ねた。
嫉妬させようとした意気込みが変身した晶さんを目の前にして脆くも崩れ去る。
「色んなことにムカつく──…」
「例えば?」
舌を絡めながらねっとりとしたキスを交わして晶さんはそう聞き返してきた。
「例えば……」
俺は答える。溺れきった深い口付けを重ねながら熱い呼吸を繰り返し素直に溢れるままの言葉を吐く──
「俺以外の男が触るのもムカつく。食事行ったのもムカつく。電話に出ないのもムカつく……でも可愛いから許すしかない──…それが一番ムカつくっ」
腹を立てながら時おり荒く唇を押し付ける。
晶さんはそんな俺のキスにクスクス笑いながら応えてくる。
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