18章 ラブチェス

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・ 14日間か… 海外で研修して資格まで取れるならこの値段は安いよね… でも夏希ちゃんは大丈夫かな? あたしは考えながら貰ったパンフレットを折り畳んでエプロンにしまった。 昼の繁盛時を向かえ、慌ただしく裏方をこなしながらホールを回す。 和食セットの小鉢に料理を盛って並べて置くと、ホールから呼び掛けるお客の注文を取りにあたしは急いだ。 店の制服だったデニムのスカートは、秋らしさを考えてとママがキャメル色したスウェード地のショートパンツに衣替えしてくれている。 ただ、一言言ってしまうと夏のミニスカートより一段と丈が短い…… ママいわく…… ブーツを履けばいいってことで、秋の和らぎファッションはウェスタン調にコーディネートされていた。 店の作り自体がログハウスだからこれが結構様になっているわけで… お客さんからの評判は何気に上々だ。 スカートよりも動きやすいし、あたしは今回の制服は気に入っている。 「髪も伸びちゃったし今日はカットしに行こうかな……」 お手洗いの洗面の鏡を覗き前髪の毛束をつまみながらあたしはぼやいた。
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