キング・アーサー

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キング・アーサー

「エイッ!ヤアッ!」  城内にはまだ9歳になったばかりの少年アーサー・マルティネスの高い声と木製の剣がカツカツとぶつかり合う音が響き渡っていた。サラサラと風に揺れる美しい獅子たる金髪は一国の皇太子としての威厳を放っていた。 「フフッ。アーサー様はまた腕をあげられましたな」     
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