1か月

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 さて、先日途中で終わった、音楽のお話。 『ブランケット』本編を書くときは、ラルクの「READY STEADY GO」と「GOOD LUCK MY WAY」をよく聴きました。  聴きながら書くのではなく、その世界のトーンに入る手助けに。  どちらもすごく勢いのある曲ですよね。ライブで盛り上がる鉄板曲と聞いたこともあります。  そういう、勢いが必要でした。  本編、地味なあらすじの割に、登場人物の感情の振れ幅が大きめだったからかな(絶望と希望とか、下ネタとピュアな気持ちとか)(笑) 「GOOD LUCK MY WAY」は、主に中盤以降。重い展開になってから。  聴きながら、「大丈夫、ここ抜けたら、コウ(または祐紀)の目の前は今までよりずっと明るく開けてく」って、自分に言い聞かせたり。  対決シーンとか、つい自分の身体が逃げようとするのを、待て待てと自分でつかまえて、怖いこと嫌なことを、より深く・強く書く。  と、私の場合、もうそこで力尽きてしまいそうになるのですが、そこで曲の力を借りて、「辛いけどそこに持ってかれないで。これはその先をみせてくお話だよ」と、自分に思い出させるような。  って、自分であらすじ作っておきながら、私は一体何をやっているのでしょうか。あー楽しい。 「READY STEADY GO」は、とにかくアドレナリン出してこーぜって感じで、どちらかといえば前半に聴いていました。  次点で、BUMP OF CHICKEN「天体観測」、ポルノグラフィティ「メリッサ」あたりも繰り返し聴いていたような。アドレナリン、だいぶ必要だった模様。  いわゆる「執筆中の曲」って、「知る人ぞ知る」という曲の方がかっこいいと思うのですが(中二病)、私の場合はこういう「誰もが知ってる」顔ぶれでした。大好きだから仕方ない。  そういえば、曲との出会いもやや特殊なので、その件はまた後日。 〈追記〉 と、寂しがっていたら、完結後にしおりが増える現象が! いらっしゃいませ! ありがとうございます!! (そういえば私も、完結後の作品に出会ってしおりを挟むこともありました。 けど、それが自分に起こるとは思ってもみなかったので、嬉しいです……)
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