198人が本棚に入れています
本棚に追加
西島side
実彩子と話さないと...
そう思って、楽屋を出ていこうとドアノブに手をかけた瞬間外に誰かいる気がした
というか、話し声が聞こえた
そんなに遠くない
きっとこの声は実彩子と真司郎だ
話の内容から真司郎が実彩子を励ましているように聞こえる
ずっとその話を聞いてて思った
俺は実彩子に心配かけてないって思ってたけど、実彩子はやっぱり心配なんだ
俺と一緒になるのが
気持ちは...思った時に伝える
それが一番いい
そう思って勇気を振り絞ってドアノブを回した
開けた瞬間そこには半泣きで笑っている実彩子と頭に手を乗せている真司郎がいた
俺は一瞬顔がひきつったが直ぐにいつもの顔に戻した
西島 実彩子、ちょっといいかな?
宇野 あ、会見のことなら聞いてた。明日なら大丈夫だよ。
西島 それだけじゃないんだ。来て。
宇野 ...うん...
與 ほら!奥さん!旦那さんがお呼びなんだから喜びーや!
宇野 はいはーい笑じゃあね!
真司郎と話している方が楽しそうなのに心がいたんだが
今はそんなことで嫉妬するよりちゃんと自分の気持ちを伝えたい
最初のコメントを投稿しよう!