序章3 拓庵和尚に インタビュー

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序章3 拓庵和尚に インタビュー

→ 拓庵和尚は・数学を学ばれてこられたのですよね 拓庵「一応大学は数学科なのだが・教育学部の数学科という難しい立ち位置だな」 → 『難しい立ち位置』というのは? 拓庵「教育学部は・基本(文系)の位置にある・しかし数学は(理系)の位置/理系で専門に数学というものに相対して学ぶ・というよりは・数学をいかに教えるかというものに相対して学ぶ」 拓庵「自分は・小学校の教員免許を取得する科だったので・必然的に算数をいかに教えるかということに相対して学んだ/しかし・この位置座標は・〔数学〕からは相対的に遠くに位置していたのだなと・今は思っている」 → 〔数学〕は学んでこなかったと? 拓庵「大学の4年間は・普通の文系の者が学ぶより多くは・(数学〕に触れてきた/しかし・理系の数学科とは比べものにはなられない/卒業後は・づっと〔算数畑〕でのんびりしていたからな」 → 〔算数畑〕ですか? 算数学?のようなものですか 拓庵「〔算数を教える学〕にはなるかな/〔数学〕を基礎から学んでいる者からすると・『算数で教えていることのいくつか』は・とてもフシギナコトに思われるようだ/そこで〔数学〕の専門的な知識と論理を用いて・その矛盾点を追究してくる・それはネットでもよく見かける」 → 〔数学〕としてみてみると・おかしなところがあると 拓庵「しかし〔算数畑〕でのんびりしていた拓庵にとっては・まあそうは言ってもなぁ・と思うところはある/これは反論ではない・『専門的に見ればおかしいでしょ』と言われてしまえば・その通りですと言うしかない/〔算数〕は・思いのほか・おおざっぱなところがあるのだ」 → 「〔算数〕は・おおざっぱ」?ですか 拓庵「〔数学王国〕というトコロから見たらな/ただ・算数を教える者にも課題はある。その『おおざっぱなところがある』ことを解っていない教師は・結構多くいる/そうなると余計に叩かれることになる」
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