決戦の時

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決戦の時

待っていたその時がついに来た。 一歩一歩、前に進んで行く。 途端に襲いかかる敵! 駄目だ! 怯むな! 敵を撒き散らしながら前に進んだ僕は、漸く武器を手にした。 銀色に光る、唯一の武器を。 キッと目を見開き前を向いた時、父と母、そしてあり得ない程の沢山の人々が見えた。 再び敵が襲いかかる。 僕の頭から、背中から、足元から、大いなる敵が襲う。 そう!緊張という名の敵が!
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