第2章 消える愛に残る哀

2/4
前へ
/40ページ
次へ
…作者が介入してきてたな… 「林斗!なんで私達の記憶を消すの!?」 っと、今説教されてるんだった。 「みんなに幸せになって欲しいからです。」 「じゃあ林斗が私達を幸せにすればいいじゃない!」 「まあまあ。落ち着くのじゃバステト。林斗もじゃ。詳しく説明しないと分からないものは分からないぞ?コーフィーいるか?」 ハデスがコーヒーの事をコーフィーって言ってる!可愛い!じゃなくて、そこは緑茶だろ!って突っ込んだほうがいいのかな? 「そこは緑茶とかじゃないの!?」 言われた。 「てかハデス達も一応対象なんだよ?いいの?色々聞かなくて。」 「別に儂らは特別怒ったりはせぬ。ただ出来る限りの説明はして欲しいがな?」 ハデスはコーヒーを、アスタロトは緑茶を、由利香お姉ちゃんはハーブティーを飲んでいる。いや、説明はするけどさ。飲む飲み物のイメージバラッバラじゃない? 「ハデス。私にもコーヒー頂戴。砂糖とコーヒーの割合が3対1になるように。」 「それもうコーヒーがトッピングじゃない?」 3対1って…スチールボールランに出た人でも1対1だったぞ?確か。 「スタンドアップ!ザ!ヴァンガ◯ド!」 「速攻魔法発動!禁じられし聖衣!お前のドラムバンカードラゴンは海に流される!」 「海流も速いからきっと流されているだろうな~。来週の朝はハワイ沖かなあ~」 「来週ハワイかぁ…。」 なんかやってる。 「何やってるの?アーク?アモン?」 『将棋』 「僕もやる!」 「「「「その前に説明しろ!」」」」 怒られちゃったぜ☆ 「まあ、そのまんまだよ?僕はみんなに幸せになって欲しい。だけど僕はみんなを幸せにする事は出来ない。そういう事。」 「その幸せに出来ない理由を教えてほしいなの。」 「…そう…だね。教えるけどそのかわり曖昧にしてるところはそれ以上追求しないで。といっても言うことはあまり……まぁ、一つ言うとなれば、物語には色んなエンドがある。だけれど平凡な、それでいて幸せな日常はトゥルーでもハッピーでもない。バッドエンドなんだ。僕もその記憶を消す。持ちたくないんだ。理由は聞かないで。」 「もうそろそろ記憶を消してもらいましょうよ。〝アーク様〟に。私は早く色んな世界を旅したいんですよ。」 アモンがチェッカーをやりながら言う。アモンが記憶を消すというのはアーク以外のみんなは分からないらしい。そこは言ってないのか。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加