第3章 偶然死ぬこともあれば偶然出会うこともあるよね

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ご苦労なこった。ていうか由利香お姉ちゃんにゲートを開いて貰えば良かったんじゃ。こんぐらいは設定できるでしょ。 「!?あ、あれは…!」 「どうしたの?」 ガラムが見てるところを僕も見る。 …何あれ。でっか。近くに城があるんだけどその3倍は余裕であるな。 「あれはな…1000年に一度現れるんだ。1000年に一度、毎回この世界の生き物をほとんど消してしまうんだ。殺されるとかそんな生易しいものではない。あいつにやられたやつは文字通り消えるんだ。死体、その人との繋がり、その人が存在した事実すら消えてしまうんだ。」 「そんなやつがいるんだったらさっさと倒しちゃえばいいじゃない。こんな大きさの街だと強い人いそうだけどね。それ倒せるぐらいの。」 いつのまにか二週目のアモンが戻ってきている。早くない? 「いや~ちょっといい?林斗。」 「ふぁい。なんれふか?」 その前にほっぺを掴んでる手を離して欲しいな。バステッタ。色々話すのはいいんだけど。 「やっぱりその服装似合うよね。林斗はやっぱりそういう可愛い服装が似合うと思うよ。」 なんで今褒めるの?恥ずかしいんだけども? 「私はそういう格好をした林斗も、照れてる林斗も好きだな。」 「ニャア!?そ…そんな事急にいうにゃんて…バステッタったら大胆にゃ!」 「にゃっ!違う!違うにゃ!そういう事じゃにゃくて!そういう好きじゃなくて!私はそんな格好をした林斗を見てると幸せになるから好きだって!にゃぁ!にゃに言ってるの私!あぁもう!そうじゃにゃくて!別に林斗の事が好きって訳じゃにゃいからね!」 うぐっ。好きじゃない…言われる覚悟はしてたけどね?だけどほんの少しちょっと半分ぐらい結構だいぶ心に響くっていうか。 「何2人でイチャイチャしているのじゃ。いいからあれを退かすぞ。このままじゃあれが邪魔で街を落ち着いて観光する事が出来ないからの。」 「「別にイチャイチャしてる訳じゃにゃい!」」 「もう!ハデスは余計なこと言わないでいいの!それで?誰が倒しに行く?」 「私パス。能力での攻撃ワンパターン。」 「儂も無理じゃの。単純な力不足なのじゃ。」 「神が無理なのに悪魔や人間が倒せると思う?」 「うぅえ…。もういい!僕行ってくる!」 『え!?大丈夫なの!?それ!』 「なんとかなるさ!」
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