第零章 前回のあらすじ 第1章 in the revolving

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「どうしたんですか?林斗様。」 「お前の能力…模倣以外にも能力があるだろ?」 「…あとで教えようと思ってたんですけどね。そうです。私のもう一つの能力…それは記憶を操る能力です。この能力はアーク様以外には誰も知りません。」 「やっぱりか。じゃあ、頼みを聞いてほしい。……アスタロト、ハデス、由利香さん、バステト、そして僕の記憶の一部を違和感が無いように消去してほしいんだ。」 「あの記憶ですか…。その理由を…確認しても?」 「理由か…詳しくは言えない。だが…そうだな、一つ目は、あいつらに真の意味で好きになってほしい。そして真の意味で好きになりたいんだ。二つ目は…そうだな。あいつらに悲しんで欲しくない。それが主な理由だ。それと、記憶はある条件を達成したら戻るようにしてくれ。」 「…条件は?」 「僕の条件あの4人を真の意味で愛す事。あいつらの条件は真の愛に気付く事。それが条件だ。」 「…いいんですか?」 「いいんだ。あいつらがその記憶に苦しんだとしたら、その時は完璧に記憶を消してやれ。それが…僕があいつらに出来る、愛故の行動、というものだ。」 「…そうですか…。わかりました。消すのは、旅立つ日でいいですか?」 「ああ。それでいい。アーク以外に話すなよ。」 僕は一通り話し、みんなの所へ歩いていく。 「物語には…仲間を幸せにしてみせるという覚悟と、後悔しない為の力が必要なんだ。今回は…後悔はしない。絶対に…。」 誰にも聞こえない声でそう呟いて。 「あっ!林斗!どこ言ってたの?」 「ごめんごめん。ちょっとアモンとバ◯ドリの推しキャラは誰か話してたわ。」 「林斗!私との愛の結晶を作るわよ!大丈夫!許可はもらったわ!そこの部屋借りるわね!」 「僕の許可はどこに言ったんですか!由利香お姉ちゃーん!!」 バタンッ 「アーク。一応録画しといて。」 「もうしてます。」 「…アーク様!暇ですのでマリ◯でもやりましょう!」 「おっ!いいな!じゃあベリアル!行ってくる!」 「ちょっと~!?マ◯カって普通4人まで出来るでしょ!?僕も混ぜてくださいよ!」 「すまないベリアル。この◯リカ2人用なんだ。」 「よりにもよってダブルダッシュかよ!」 ……… 「さて、アモン?一体どうしたんだ?お前から1人だけをゲームに誘うのは何か相談事がある時だけだ。だろ?」 「やはりバレてましたか。敵わないですね。」
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