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僕の表現能力の低さを思い知らされる。なので短的に言うとする。
ゴシックロリータの服を着た少女と、金髪ロングにピアスのヤン女が、教師に突っかかっている。
「なんで駄目なんですか!」
ゴスロリ少女が教師に突っかかる。まてよ体育館にこの時間にいるってことは…、
この人たちが同率一位の人!?
「いや服装!その服だよ!学校になんて格好で来てんの!?」
女性教師が呆れと困りを混ぜたような口調でそう言い返す。
「ファッションは個人の自由じゃないですか!」
いや何言ってんだこいつ!?常識で考えろよ!入学式だぞ?写真屋さんきてんだぞ?
壇上でスピーチすんだぞ?
「そうだそうだー。自由だろー。」
ヤン女にしか見えない、いや実際ヤンキーなのだろう。口を閉ざしてた金髪の女子も張り合いのない口調でそういう。
…え、僕こんなのと同じレベルなの?もっと勉強してぶっちぎりでトップになりたかった。うん初めてだわ。もっと勉強しようって思ったの。
「なにこの子達!?てか私たち大変なのよ?男子は一人も着てないし…女子はこんなんだし。」
「?なに言ってんですか。」
ゴスロリ少女が不思議そうな顔をする。そして親指で自分をさして。
「僕の名前は月見遥。正真正銘の男ですよ~。」
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