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ヤマメと離れ、 想心が地底を恐る恐る歩いていたら 後ろから誰かに肩を優しく叩かれた 「えっと……?」 想心は怖くて後ろを向かなかったが 相手の方から前に来た 赤い一本角に白い服 少し透けたスカートを履いた女性だった 「あんた、新入りか?」 「あ…はい。想心です」 「想心か、私は星熊勇儀だ。よろしく。」 そして手を差し出されたので 想心は手を握る。 「よろしくお願いします」 そして手を離した 「第三の目があるってことはさとり妖怪か?」 「さとり妖怪ですよ」 「想心の第三の目は黒に赤の瞳なんだな」 「他にさとり妖怪を知っているのですか?」 「あぁ。古明地さとりっていう  地霊殿に居るさとり妖怪を知ってる」 「私の他にさとり妖怪は居たのですね  聞いたことすら無かったので」 「そうか」 その後想心は暫く喋った後に 近くにあった小屋で 休ませてもらうことになった
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