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「で、総二郎。オマエは決まってるの?」
「ああ、俺体育教師になりたいんだ。教育学部が有名な○○大学にしようと思ってるよ!!」
コイツは驚いた
さっきから話しているこの男は`神谷 総二郎`
長めの髪を片方垂らし、片方耳にかけている長身のイケメン
俺と同じく夏ごろまで部活をやっていたため、勉強しつつも目下進路に悩み中・・・・だったはずなのだが・・・・
ちなみに総二郎はバスケ部、俺は野球部だった
「はええな?決めるの。決めちまったらもう戻れないんだぜ?」
「まあそうだけどでもさ、とりあえずやりたいと思ったら飛び込んでから考えたらいーじゃん、と思ってさ!!」
「さっぱりしてて羨ましいよオマエが。俺はもう少し悩んで決めるよ。」
「そーか!まー俺らまだ18だしな、気長にいっても問題ねーかもな!!」
そんな話をしながら
俺のハンバーガーはあまり食べ進んでいなかった
「お、はがね!!あれ見ろよ。井上さんだぜ!!」
「あ、ほんとだ」
総二郎の視線の先に目をやると、学年でも5本の指に入るであろう美少女、井上まりな、そして友人2人の姿があった
栗色の長いふんわりとした髪がチャームポイントで、かわいらしくも母性を感じさせる大人びた表情が人気だ 何いってんだ俺は
井上さんは同じクラスでしかも有名なので知っていたが、友人2人は顔はわかるが名前はわからない
「井上さん可愛いんだけどなあ、男と遊びまくってるってウワサらしいぜ?」
「マジかよ・・・そういう女はしんどいなあ」
「てかはがね、オマエ3年間同じクラスだろ?話したことねーの?」
「あー、業務的なことならあるんだけどなあ、会話らしい会話はねーかな」
「かー、つまんねー!!」
「てかあんまりジロジロ見んなよ、そのうち気付かれんぞ。それにオマエ彼女いんだろ、そういう発言よろしくねーんじゃねーの?」
そう、総二郎は翔子ちゃんという小さくて可愛らしい彼女がいるのだ 爆発しろ!!
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