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「自販機で飲み物1本とか、コンビニでお菓子とかは???」
「初対面の方にたかる趣味はないので。」
まあ、見た目通りの内面ではあるがそれではこちらの気がすまない
「では、あなたが今後同じような場面に出くわした時に私と同じような行動をとり、助けてあげてください」
おそらく俺の顔は、ぽかーんとしていただろう
「って言ったら諦めてくれますか」
「…冗談ですか」
「半分本気です」
そんなに言うなら仕方ない
「わかりました
この感謝は忘れません
本当にありがとうございました」
去り際に彼女はふと立ち止まり、イタズラを思いついたかのようにニヤッと笑い
「やっぱりそのハンカチ洗濯しといてください
そして今度会うことがあればその時にお礼と共に返してくれれば結構です」
と言い、今度こそ颯爽と歩いていった
彼女が肩に掛けていたカバンからは靴のようなストラップがのぞいていた
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