花浅葱:電車での再会

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遅れて待ち合わせ場所に向かうと既に二人とも到着していた まあそうだよね 30分も遅れればさすがにいるよね 「湊おそーーーい!!!」 「心配した」 やっぱり悠哉は心優しき子だね 秋人はスルー 「ごめんごめん 満員電車で具合悪くなっちゃってさ 連絡入れようとしたんだけど画面見るのも辛くて送れなかった」 「もう大丈夫なの」 「しっかり休んだから元気!」 「そーだったのか で、右手に持ってるのはなに?」 秋人に言われて見るとハンカチをまだ持っていた ここに来るまで握りしめていたようだ 全然無意識だったや 「ホームのベンチで休んでたら助けてくれた女の子がいてさ おでこ冷やすのに貸してくれたんだけどそのまま返すのも気が引けて…」 と、数分前の出来事を二人に話していると
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