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『わかりました…
私は里桜が可愛くて仕方なかった。
小さい時は生活が大変だったけど、
里桜の笑顔を見ると疲れが吹っ飛びました。
再婚して、里桜が笑わなくなって…
自分もいっぱいいっぱいで何かあると、その場をおさめる為に話もろくに聞かず里桜を叱っていました。
そんな時は私の目をジッと見て
あなたは間違っていると訴えているようで…
私は里桜の目を見る事ができませんでした。』
そう言いながら泣いていた。
『お父さん…、里桜を見ているとたくさんの愛情を受けて育った事がわかりますよ?』
『あ、ありがとうございます……うぅ……
里桜を…、よろしくお願いします…。』
細かいことは連絡を取り合う
と言う事でその日の話し合いは終わった…
父親がわかってくれてホッとする。
.。. .。..。. .。..。. .。..。. .。..。. .。..。. .。..。. .。.
そして…、春になりいくつかの約束をして
里桜は無事にあの家を出ることが出来たーー。
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