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『あ~、俺ビビった~!でも、先生モテるからな~。直ぐに彼女できるよ。』
『先生ってモテるの?』
『うん。めっちゃ!俺、先生が大学生の時から少し知ってるんだけど、知り合いに声掛けられて試合した時とかも、周りに女がいっぱいいたし毎回連れて来る女の人違ってたんだよね。』
『へぇ~?すごいね!そう言う優ちゃんだってすごくモテるでしょ?』
と言ったら
『俺…、自分がなんとも思ってない子にモテても嬉しくもなんともないし。カンナの件では周りにも嫌な思いさせちゃったし…里桜ちゃんにケガまでさせて… 』
『優ちゃん…
私のケガは誰のせいでもないよ?』
『どう考えても俺のせいだし…。俺、中学まではいい加減だったけど、これからは自分の好きな子だけにモテればいい… 』
そう言って、ジーっと私を見る。
『そうだよね!優ちゃん、頑張って!!』
と小さく両手でガッツポーズをした。
優ちゃんは苦笑いをして
『そうだな… 』とポツリと言った。
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