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最寄り駅からコンビニまでの2人の時間…
私はこの時間がいつの間にか
とても大好きでホッとする時間になっていた。
優ちゃんに対する申し訳ない気持ちより、自分の幸せを優先しても、いつも優しく笑ってくれる優ちゃんに甘えていた。
『ふふふっ』
『んっ?どうしたの?思い出し笑い?』
『うん…!前にもこんな事あったな~って』
『………??』
『前は手袋だったけど、優ちゃんいつも里桜が寒くないように暖かくしてくれるなぁって思って… 』
『あ~!〝優ちゃん〟ってまた呼んでくれた日!俺、あの日は最高の日だったなぁ…
里桜ちゃん、俺が優だってわかっても昔みたいに呼んでくれないし、しまいに浅井くんとも呼んでくれなくなって…めっちゃ悩んでたから。』
『えっ!?そうだったの?
私もそれ…ユミに相談してたんだよ?』
『えっ?相談?』
『うん、〝ゆうちゃん〟だってわかったからっていきなり〝優ちゃん〟なんて馴れ馴れしいし、ゆうちゃんなのに浅井くんって呼ぶのも変だし…、すごい悩んでたの。』
2人で『そうだったんだね~』
とまた2人だけの
エピソードができた事が嬉しかったーー。
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