2760人が本棚に入れています
本棚に追加
/610ページ
学校帰り... 偶然浅井くんに会って
なぜか保育園の頃に遊んだゲームの話になって、同じゲームで遊んだ話をした…。
浅井… 優くん…
優ちゃん……?
苗字が違うもんね。
何考えてんだろ、ゆうちゃんなわけ無いし。
ゆうちゃんだったらすぐにわかるよね?
でも、10年も経ってるから
お互いに気付かないかもな……。
なんか、悲しくなってきちゃった。
『里桜~!どうしたの?難しい顔して』
『どうもしないよ?
子供の頃のこと思い出してたの。』
『子供?』
『うん。浅井くんと話す機会があってね... 』
『へぇ~、あっ!
噂をすれば!カズ~、おーい!』
ユミは廊下の向こうから歩いてきた
カズくんと浅井くんに手を振っている。
『ユミ、いつの間にカズくんのこと
呼び捨てになったの~?』
笑いながら聞くと
『学年委員で一緒になってね
里桜の話で盛り上がって、仲良くなった!』
《 私の話で盛り上がることあるかな~? 》
『よぉ!何してんの?』
『里桜が子供の頃のこと思い出してたって
浅井くんと話したからだって。』
浅井くんの方をチラッとみたら
小さくガッツポーズをしていたーー。
最初のコメントを投稿しよう!