触前

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3分後~ 「うまい!」 蓋を捲った瞬間、熱々の湯気が昇る 箸で麺を掬い、息を吹いて一気に啜る 俺は感嘆の声を上げた。 探しても何処の店も売り切れだった。 そして…………やっと手に入れた。 _____ズズー カップ麺を掲げ、ラベルを眺めた。 「たまには、こんな晩飯もいいな…………」 テレビからは、過去に放映された映画が流れている。濡れ場のシーンに突入したようで、食欲を失くした俺はリモコンでテレビを消した。
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