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草原をまっすぐ進むと遺跡が見えてきた
ボロボロの門…今にも崩れそうな階段…ジン一行は地下へ進む扉を開けた
「そういえばあんた魔法使えるの?」
「いや…使ったことないからわからない…」
扉を開けると真正面にエレベーターがある
地下へと進むエレベーターだ
「それじゃ、僕が軽く説明するよ
この世界はルーンって言われる自然エネルギーがあって魔法使いはそのルーンを使って魔法を発動させるんだ」
「属性もそれぞれありまして
炎、水、風、大地、光、闇
この6つの属性があってそれぞれ弱点があるんです」
ゆっくりとエレベーターに乗り込み、自動で地下に降りて行く
「水は火に強く、火は大地に強く、大地は風に強く、風は水に強い
光と闇はお互い弱点なんだろうね」
ジンの言葉に皆驚きを隠せなかった
異世界から来たのになんでそんなこと知っているのか理解できない
「その通りですジン
よくご存知でしたね」
「ファンタジーもののゲームや小説は大概読んだりやったりしてるからね」
「げーむ?なにかしら?それ」
「うーん、この世界にはないのか…」
パチパチと拍手するクララに少し照れ笑いする
ゲームという単語にエルもみんなも馴染みがないようだ
そんな話をしているうちにエレベーターは自動で止まった
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