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「あら、姫様!もうっ待ちくたびれちゃうところでした」
クララの声に反応してゆっくりと振り返る
容姿端麗とはまさに彼女のことだろう
整った顔、たわわと実った胸…スタイルも良くまさにボンッキュッボンだ
「待たせてごめんなさい
ちょっと竜の神殿で色々ありまして…」
「気にしなくていいんですよ?姫様
槍の修行も兼ねて魔物退治に行ってましたから
それよりその可愛い男の子は?」
「か、可愛い…?」
グイグイと近づいてくるエルにジンは困惑した
可愛いという言葉もなんだか似合わないような気がすると感じてしまった
「竜の神殿でイデアが召喚した子だよ
ちゃんと竜の召喚呪文に従って召喚したはずなんだけどねー
異世界からここに召喚されちゃったみたいなんだ」
「あらあら…それはかわいそうに…お姉さんが抱きしめてあげるわっ」
「いやそういうのはっ!んっ?下が…え?」
エルに抱きしめられたときふと気づいた
胸のぽよよんという感覚もするがそれ以上に下に何か当たっている気もする
「あらやだ!まだ自己紹介してなかったわね!
下はまだだけど上は工事済みっ!王宮騎士のエルよーっ!」
ポーズまできっちりキメてにこっとジンに笑いかける
「え、やっぱりニューハーフ!?」
「ハーフエルフ?いいえ、私はれっきとしたエルフよっ」
ぱちっと可愛らしくウィンクするが中身は男である
容姿端麗、エルフだからか高身長ですらりと足も長く、耳はまさにエルフの形をしており。顔立ちも良いだがしかし中身は男である
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