プロローグ

3/3
前へ
/3ページ
次へ
「あら、ありがと」と新崎は微笑み言った。 艸木くさき照れを隠すように次々に段ボールを運んだ。 段ボールを全て運び終わった時に新崎は艸木くさきと櫛木くしきが担当している事件について訪ねた。 「艸木くさきくん、あの事件の捜査行き詰まってるの?」 「そうなんですよ、何より証拠が全然無くて……。でも早く犯人を捕まえないと被害者は増える一方だし被害者の遺族に申し訳無いし……」 「大変なのね、じゃあこれでも飲んで頑張って」 そう言うと新崎はペットボトルのお茶を差し出した。 「手伝ってくれてありがと」 「ありがとうございます、頑張ります!!」 そう言うと艸木くさきはまた自分のデスクへ戻った。 艸木くさきはPCの電源を入れ操作し、また唸り始めた。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加