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「どうした? やけに感度がいいじゃないか」
「あっ、うぁ……ジーグ……ッ」
こり、と乳首を甘噛みされ、ギルはひくりと仰け反った。
体に纏うのは、衣服ではなくイランイランの香り。
欲情をかき立てると言われるこの香りは、ジーグが好んでギルに使わせる二人の間だけのフェロモンだった。
しかし、とも思う。
確かに、いつもより激しく喘ぐギル。
先程の議論の熱がまだ冷めていないせいもあろうが、心ここにあらず、といった印象を受けなくもない。
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