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ジーグは、ギルがルキアノスとも関係を持っていることを知っている。
どちらかを選べ、などという野暮は言わない代わりに、時折こうしてその罪悪感を手玉に取り兄を虐めることに快感を覚えている。
だが、全く無頓着でいるわけではないのだ。
ルキアノスの存在が、時折忌々しくなる。
こんなあられもないギルの姿を、奴も楽しんでいるのかと思うと、激しい嫉妬にさいなまれる。
「ギルッ! はッ、はぁ、はぁ、ギル……ッ!」
ただ、夢中で腰をやった。
ギルが射精した気配を感じた。
それでも絶え間なく責め立て続けた。
ほどなくしてジーグもギルの内に精を吐いたが、構わず腰を打ちつけ続けた。
二人で何度も昇りつめ、何度も絶頂を迎え、動けなくなるまで悦楽を貪り合った。
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