第一章 悪戯

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 会議の参加者は、そこでぱらりぱらりとルキアノスの作成したレジュメに眼を通す。  完璧なバックアップ体制が敷かれた組織図。  確かにこれだけの眼で見守れば、道を踏み外す候補生はいないだろう。 「あ~あ。こういうの、もっと早く作ってほしかったねぇ。そしたら、俺みてえな出来損ないの神騎士は生まれなかったでしょうにねぇ」 「ニネット君は、私語を慎んでください」  
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