土方歳三の女

誘拐

手に布を持っている。

恐らくおしめを作っていたのだろう。

そんな事はどうでもいい。

「吉田さん！？どうされ…」

当て身を食らわせて、気絶させて担ぎ上げた。

人に見られないよう最低限の警戒をしながら走った。

頭に血が昇った吉田には冷静な判断は出来なかった。