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あまり目立たない為にも、大阪言葉を使う必要がある。 帯刀している以上大阪の武士言葉でなくてはならない。 それがめんどくさい。 武士も農民も商人もない世を作りたい。 それが吉田の願いだ。 「さて、行くとしよか。」 「あの、お兄さん…。これうちからです。」 「おおきに。」 団子屋の看板娘は顔を赤くした。
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