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懐かしい思い出にふっと目を開けると涙を流していた。
そしてすぐに置かれた状況に気がつく。
喉元に短刀を突きつけられているからだ。
その短刀を握る美麗な顔立ちの男。
「よ、しださん。」
「へぇ。意外と冷静だね。
流石あの土方の女ってとこか。」
「ここはどこなの?」
吉田は唇の端をくっと上げて嘲笑しながら言った。
「大阪だよ」
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