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笑えてくる。 「どんないい女だよ。ゲホッゲホッ」 胸の当たりから焼けつくような感覚。 例の発作だ。 久坂が横になるよう促すのを手で制止する。 「大丈夫だ…すぐ収まる。」 「晋作、1度萩に戻った方がいいですよ。医者として、言います。 いいですか…。」 「あーあー、いいよ。それより、俺は会いたくなったぜ、その土方の女ってやつに。 どこにいるんだ?」 「………言ったって聞かないでしょうね。 噂では大阪にいるみたいですよ。」 「ほう。」
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