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ハンバーグ、アスパラと人参のソテー、クラムチャウダー、サラダ、パン。そしてチョコレートケーキ。
「お父さんも今日は早く帰って来るから、先にお風呂入っちゃいなさい。」
「はーい!」
お母さんは13歳と精通が早かったから小柄で可愛い。お父さんは遅くて18歳だったから背が高い。
お風呂から出たらちょうどお父さんが帰って来た。
「お帰りなさい。」
「ただいま。もう大人だから、シャンパン買って来たぞ。」
「飲んでいいの!?」
「もちろんだ。」
やったぁ!
「お母さんは初めて飲んだときは全然美味しくなかったけど、ルーはどうなのかしらね。」
「母さんは成人したのが早かったからだろう?私は美味しくって飲み過ぎていきなり二日酔いの洗礼を受けたものだよ。」
ぼくは15歳での成人だから、どっちかなぁ?
美味しいと良いな。
「そうだ!申込書、書いてもらわないと!!」
僕はカバンからキャラメル・パーティ参加申込書を取り出してテーブルに置いた。
「今週末にあるんだって!!」
「おぉ、タイミング良いな。」
「上手な子が教えてくれると良いわね。」
「…ねぇ、キャラメル・パーティって本当に気持良いの?」
こういうのを親に聞くのって恥ずかしいけど、好奇心が勝った。
「そりゃぁ…ねぇ?」
「あぁ…ま、楽しみにしておけ。」
2人とも意味深に視線を交わしている。
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