その 34

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帰りのバスの中では、 皆が、興奮していた。 「やっぱスゲーな」 「あーー、全員振り切ってくるもんな、  あてるのが精いっぱいのうちとは違うわあーー」 「出てくる、ピッチャーも全員はえーし」 「でもさ、なんか、全然敵わんって感じでもなかったことない??」 トッケンがそう言うと、 「でも、数字がすべて、点差が実力の差やって」 三木は冷静に言うと、 「そう言うなら、控えクラスなら2点差、  かなりいい線までいけるんだし、なんか、  ちょっと希望が湧いた気がせん?」 お爺もそう言う、 「そうやて、ナッシーの球に差し込まれてたからなあ」 カンスケは同じ投手でありあがら、 ナッシーを持ち上げた
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