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「……い、いいだろう、あ、貴女には、さ、さ、散々からかわれて来たからな、そ、そんな私に、む、無防備で無抵抗に身体を晒すなんて、か、覚悟は出来てるんだろうな、お、お返しをさせて貰うぞ」
ミリアリアは真っ赤な顔でやや捨て鉢気味に言いながらアイリスの肩から手を離してアイリスの背中に指先を添えると背骨に添って揃えた指先を這わせ、歩いていたアイリスは軽く身体をのけ反らせながら蕩けた声をあげる。
「……ンッ……クッンンッ」
(……す、すご……い、す、少し撫でただけで……あ、あんな、蕩けた声)
アイリスの口から出た予想外に熱く蕩けた声を聞いたミリアリアは妖しい感覚が身を包むのを感じながらアイリスの背骨に添って揃えたしなやかな指先を何度も上下させ、アイリスは薄布越しに背中を上下するミリアリアの指先の動きにあわせて蕩けた声をあげ続けた。
「……ッフ……ンッ……ンンッ……す……すご……アアッ……ゆ……指……ンックッ……アアッ」
指先の動きに合わせて身体をくねらせながら蕩けた声をあげるアイリスの姿は恐ろしい程に扇情的で官能的であり、ミリアリアは何時もの飄々とした姿と大きく異なる艶かしく蠱惑的な姿に身体の奥に甘い痺れと疼きが生じるのを感じながら蕩けた声をあげるアイリスの耳元に囁きかける。
「……ち、挑発してきた割には、ず、ず、随分、あ、呆気無いな、ま、ま、魔王なんだから、も、もう少し、て、て、抵抗してみたら、ど、どうだ」
ミリアリアはアイリスの蕩けた反応に頭をクラクラさせてしどろもどろになりがらまその耳元に挑発の言葉を囁きかけ、アイリスはミリアリアの指先の動きに魅惑的な肢体を艶かしく反応させながらそれに応じる。
「……ンッ……ハッ……ンンッ……フフ、そ、そうね……ンッ……こ、これじゃあ……アッ……ンッ……ま、魔王の……クッンッ……沽券に……アッ……関わるわ……ンンッ……い、良いわ……アッンッ……り、両手、で……ンックッ……い、悪戯して……アッンッ……良いわ……アッンッ……ま、魔王の……ンンッ……こ、沽券に……かけンンッ……た、絶えてあげクッンンッ」
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