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やがて、ナツミがいるあたりに軍服の男がいることが分かった。
その男は、ニヤリと笑い、
『第9兵団部のコンピューターは、ただちに本格的な活動に入れ』
なぜか良夫の部屋の向こう半分が、まるで軍隊の司令室のような光景になっているのだった。
いったい……どうなってんだ……? と思いながら、良夫は見ているしかなかった。
さらに軍服の男は、
『第9兵団部、地下基地のゲートを、ただちに閉鎖しろ』
良夫は、身を震わせながら、
「この軍服の男は……誰なんだ……?」
やがて、軍服の男の上部にある機械から、細長い白い紙が出てきた。
すると男は、立ち上がり、
『おっ、最初の査定グラフが出てきたな』
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